授業詳細
CLASS
江戸、名古屋の火災-考古学の視点から-
開催日時:2022年01月08日(土) 14時00分 ~ 15時30分
教室:名古屋城本丸御殿 孔雀之間
終了しました
先生:
濵﨑健 / 名古屋城調査研究センター 学芸員
カテゴリ:【城子屋/歴史・文化】
定 員 :25人
※本講座は、名古屋城主催の「城子屋」プログラムです。
※参加費:無料(別途名古屋城入城料500円が必要)
※名古屋城本丸御殿ミュージアムショップ前で受付します。
※2022年1月7日(金)12時00分まで先着順でお申し込みを受け付けます。
名古屋城とつくる学びの場「学びでつながる城とまち。城子屋」。※参加費:無料(別途名古屋城入城料500円が必要)
※名古屋城本丸御殿ミュージアムショップ前で受付します。
※2022年1月7日(金)12時00分まで先着順でお申し込みを受け付けます。
江戸時代の城郭の記録をまとめた「金城温古録」や、名古屋城築城時はもちろん本丸御殿復元でも用いられた木曽の木材、木曽の森を守ってきた山守の存在、金鯱の由来など、これまで城子屋ではさまざまな切り口から、名古屋の「城」と「まち」の関係性について学びを深めてきました。
今回取り上げるのは、江戸時代の「火災」について。
江戸と名古屋、2つの城下町の火災で起きた事例を比較しながら、
実際の発掘調査で見つかった火災の痕跡を紹介します。
古くから“災害大国”と呼ばれてきた日本。
地震や火山噴火、飢饉といった自然災害とならび、
甚大な被害を及ぼしたとされるのが、火災です。
特に江戸は「火事と喧嘩は江戸の華」と称されるほど、火災が多かったまち。
尾張も例外ではなく、歴史を伝える文献にも火災の記録が残されています。
江戸時代に発生した火事はどのようなものだったのでしょうか。
そして、最新の発掘調査から、一体どんなことが分かってきたのでしょうか?
中世・近世の考古学を専門とし、現在は西之丸の発掘調査を担当する
名古屋城調査研究センターの学芸員・濵﨑健さんとともに、
江戸時代の火災について、深く学びましょう。
【スケジュール】
13:30 受付
14:00 講座開始
15:30 終了
【主催】名古屋市(名古屋城総合事務所)
【運営】大ナゴヤ大学
【城子屋】
かつて「寺子屋」が、読み書き算盤を学ぶ地域に開かれた場であったように、名古屋城をまちに暮らす人たちの学びの場とするプログラムです。城やまちに関する知識を深められる、老若男女誰もが参加できる場をつくります。
【過去開催した講座】
・金鯱学事始め
・木曽の林業~伐木運材図会を中心に~
・名古屋城と木のはなし 〜城下町の礎となった森と山守〜
・名古屋城はどのようにして築かれたのか ~堀・石垣~
まだレポートはありません。
まだレポートはありません。
先生
濵﨑健 / 名古屋城調査研究センター 学芸員
現在西之丸発掘調査に従事。 分野は中世・近世考古学。
今回の教室
名古屋城本丸御殿 孔雀之間
住所:〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1−1
※教室は和室です
地図を見る
徳川家康の命によって建てられた、尾張徳川家の城・名古屋城。その一角をしめる本丸御殿は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として1615年(慶長20)に完成。1945年(昭和20)、空襲により残念ながら焼失し、永らく復元が待ち望まれてきました。幸いなことに、江戸時代の図面や記録、昭和戦前期に作成された実測図、古写真などが残されていたため、2009年(平成21)から復元工事を開始。第一級の史料をもとに、他では類を見ない正確さで忠実に復元を進めてきました。2018年(平成30)には、江戸幕府将軍家光の宿泊のために建造された最も格式が高い「上洛殿」や「湯殿書院」が完成し、その優美な姿を公開しています。